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 〜サービス業から得る看護のヒント〜
第4回 褒められ帳
西井拓也 ⁄ 精神科看護 2006年7月号掲載
●褒められ帳の活用方法

必要なのは、ノートとボールペンだけです。
ノートはできるだけ小さな、胸のポケットにすっぽりと入るサイズのものを選びます。
ボールペンはいま使っているモノで十分です。
普通は白衣のポケットに入っているセットですから、違和感はないはずです。

使い方は簡単です。
1)誰かに褒められたときに書き込みます。
2)自分で”よくやった”と思えることも書き込みます。

日付と褒めてくれた人の名前も書きます。
誰に見せるわけでもないので、ちょっとしたことでもOKです。どんどん書きましょう。

たとえば、挨拶を褒められれば「元気があると挨拶を褒められる。(相手)Kさん」という具合です。
こんなに簡単なことでもいいのです。

患者さんに「ありがとう」といわれれば「○○をして感謝される」と書きます。
「あなたが担当してくれると、なんか気分がラクです」といわれれば「看護師としての雰囲気が○○さんには好評で、リラックスしてもらえた」と書きます。

書き込むのは過去のことでもかまいません。
今日からスタートするのではなく、いま思い出せる過去の実績も書き込んでしまいましょう。

「高校時代に苦しい部活を乗り越えた。あんなにしんどいことは誰にでもできることじゃない。実際にリタイヤした仲間もいたんだから、自分は根性がある」と自分を褒めます。

「壊れた掃除機を修理して、買い換えなくて済んだ。自分がいなければこの掃除機は買い換えるしかなかった」と自分が役に立ったことを認めてあげるのです。

その他「そろばんの2級を持っている」「看護師免許を持っている」とかでもいい。
周囲に同じ資格を持っている人がいても、かまいません。他人と比べる必要はありません。
看護師免許を持っていない人から見れば、看護師免許はものすごい資格なのです。

その褒められ帳は仕事に入る前に目を通します。
仕事の空き時間に褒められたことを書き込んで、仕事が終わってからその日をふり返る意味で再び目を通します。
休憩時間にもこっそりと眺めます。

すると、だんだんと自分に自信がもてるようになります。
いままで自分がやってきたことは他の誰にもできない、自分だけの経験であり財産であると思えるようになって、力が湧いてきます。

失敗したり、自分なんてダメな人間だと感じてしまうときに、褒められ帳を開くことで「それでもいままでにコレだけのことをしてきたじゃないか」と自信を取り戻すことができるのです。

意識していると、人は1日にたくさんのことで褒められているのがわかります。
今日どんなことを褒められたか、思い出してみてください。
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