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 〜サービス業から得る看護のヒント〜
第3回 金銭感覚
西井拓也 ⁄ 精神科看護 2006年6月号掲載
「俺は外で稼いできてるんだから、家のことくらいやってくれ」という旦那さんは、本末転倒なのだと気がつかなければいけません。

「お金があるから、そんなキレイゴトがいえるんだ」と思う人もいますが、それは反対です。
“お金は道具である”という意識で仕事をするから、結果としてお金持ちにもなれるのです。

道具は使いこなせなければ、たくさんあっても意味がありません。
月収20万の人は「あと3万欲しい」といいます。
「5万とはいわないけれど、あと3万あればなあ」というのです。

そういう人は20万というお金を使いこなせていないだけです。
20万という道具を23万にしたとしても「あと3万」という要望は同じです。

それは片付けられない人のいい訳と同じです。
片付けられない人は、収納スペースが足りないといいます。
そんな人は部屋数が増えても、結局片付いていないスペースが増えるだけです。
本当に足りないのは片付ける能力です。

20万を使いこなせる人は、月収が15万になっても使いこなせます。
お金を使いこなせない人は、月収が50万になっても「あと3万ほしい」といっています。
でも道具は必要なだけあればいいのです。足りなければ工夫すればよいのです。

医療の現場で働く人たちにも、収入や待遇面にシビアな人がいます。
人命にかかわる仕事なのだから、報酬にこだわるのはプ□として覚悟の表れです。

でも中には年収を物差し代わりにしている人もいます。
「○○さんは、いくらもらっている」というのは、よく話題になることです。

でも、その人も収入に合わせたローンを組んでいるので「あと3万」は同じです。
他人の年収をうらやむことに意味はありません。給与明細を見せあうことにも意味はありません。

「あいつはあんなにもらってる」という感情からはなにも生まれません。
やっかみやむなしさ、自己評価の不安と組織への不審しか生まれません。

それよりも「あの人は、あんなにイキイキしている」という部分を探しましょう。
自分よりも上ばかりを見ている人は「部長になってもそんな年収なのか」と嘆きます。
そうではなくて、自分よりも安い年収なのにイキイキしている人の仕事を見てみましょう。

カナヅチは、クギを打つのに使う道具です。
でも使いこなせない人は、どんなカナヅチでもクギが曲がってしまいます。
ぎこちないので、打つ音も耳障りです。
道具が使いこなせないというのはそういうことなのです。

年収で人を判断してはいけません。判断は技量(うで)でするのです。
技量のある人は、クギを打つ音ですら心地よく聞こえます。

道具ではなくて技量を見ることで、自分を高めることができるのです。
それを見て感動できる人は、イキイキしたサービスマンになれます。
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