
ハントンでは、1日の訪問数が4件〜5件になるように予定を組んで訪問看護を実施しています。件数が多くなれば支援の質が落ちてしまいますし、自動車やバイクでの移動も焦ってしまい危険だからです。
そんなハントンの訪問看護で、どんな時にヤリガイを感じるか、スタッフからの感想を紹介します。
そんなハントンの訪問看護で、どんな時にヤリガイを感じるか、スタッフからの感想を紹介します。
人と人の距離感で(ニシイ)
長年病棟で勤務していた看護師さんがハントンに就職すると、こういう話を聞きます。
「病院では退院したらその患者さんは、なんていうか一旦終了みたいな感じなんですよ。日々新しい患者さんが入ってくるから退院後の患者さんの生活を意識したことが無いんですけど、ここ(ハントン)では退院後の生活がうかがい知れるし、肌で感じれるのでとても新鮮です。」
こんな風に思えるのは、病棟勤務時代の時よりも患者さんと人と人との関係が出来ているように思います。そんな風に私が話すと「はい、昔は『統合失調症の〇〇さん』とか『開放病棟の◇◇さん』というイメージで患者さんと接していたように思いますが、ココで仕事するようになってからは『〇〇〇〇さん』(←フルネーム)や『佐竹台2丁目の〇〇さん』と呼んでいるんですよね♪」
病棟には病棟のヤリガイがあるように、地域看護では他にはないヤリガイがあり、訪問看護ならではの患者さん・利用者さんとの距離感が感じられるのは素晴らしいことだと思います。
「病院では退院したらその患者さんは、なんていうか一旦終了みたいな感じなんですよ。日々新しい患者さんが入ってくるから退院後の患者さんの生活を意識したことが無いんですけど、ここ(ハントン)では退院後の生活がうかがい知れるし、肌で感じれるのでとても新鮮です。」
こんな風に思えるのは、病棟勤務時代の時よりも患者さんと人と人との関係が出来ているように思います。そんな風に私が話すと「はい、昔は『統合失調症の〇〇さん』とか『開放病棟の◇◇さん』というイメージで患者さんと接していたように思いますが、ココで仕事するようになってからは『〇〇〇〇さん』(←フルネーム)や『佐竹台2丁目の〇〇さん』と呼んでいるんですよね♪」
病棟には病棟のヤリガイがあるように、地域看護では他にはないヤリガイがあり、訪問看護ならではの患者さん・利用者さんとの距離感が感じられるのは素晴らしいことだと思います。
ハントン設立時からのスタッフである、鈴木さんのご紹介です。

鈴木:17年ですね(笑)長くお世話になっています。
西井:こちらこそです。創業時からハントンを支えて頂いてる鈴木さんですが、この仕事の難しさとか魅力はどこにあると思いますか?
鈴木:精神科を主とした訪問看護は、設立当時は全然ありませんでしたから、私も自分の関わりに「これでいいのか」と迷っていた時期が長くて…でも他府県の先輩ステーションさんと交流したり、地域で色々勉強になる機会をもらって、いまでも答えがでるものではありませんけれど、その人と関わるということに、自分のスタンスを持てたように感じています。
西井:ほかのステーションとの交流は、大きな財産ですね。何度も助けていただきました。コロナに負けず、これからも交流していきましょう。
鈴木さんの関わりは、確かに利用者さんからも聞きますよ。精神的にしんどい状況の利用者さんから事務所に電話があって、「鈴木さんに聞いてもらいたいです」とか(笑)コツコツと丁寧な関わりをしていただいていると思っていました。

鈴木:そうかもしれません、診断名なんだったっけ?ってことになることもあったりします。それもどうかと思いますが(汗)
西井:ハントンの歴史を、ほぼ全部知っている鈴木さんですが、ハントンでの仕事が合わずに辞めてしまった看護師さんも、何人もみてきましたよね。彼らと鈴木さんの違いは何だと思いますか?
鈴木:なんでしょうね…。「何かをしなければ」って思いすぎる人は、利用者さんがしんどくなってしまうかもしれませんね。「何かをするには、根拠とか見極めとか、専門性とかを持たねば」と、利用者さんを、対患者さんとして何かをする関わり方を頑張る人は、1〜2年くらいでフラっと辞めてしまう感じがします。
心に生きずらさを持った人が、ハントンの利用者さんの大部分ですが、それって私たちにも似たようなことがあると思うんです。「こういうことってあるよなぁ」って…。そしたら、利用者さんの生き方から励まされたり、乗り越え方を教わったりすることもありました。人生の幅や深さを勉強させられることが、この仕事の魅力ではないかと思います。
西井:何か成果を残したいとか、結果を出したいと考えている関わりは、うまく行かない場合が多いですね。看護師が成果を出す場ではなく、利用者さんの人生に寄り添った関わりを今後もしていけたらうれしいです。
西井:鈴木さん、今後もよろしくお願いします。
鈴木:よろしくお願いします。おつかれさまでした。
